※《》内の文字は「読み方・元のお題の別称・そのお題の説明」のいずれかになっておりますので、省くなりなんなりしてください。

豊かと簡便と
望むのならば代価を寄越せ
違法売買もなんのその
法律違反、みんなでやれば怖くない
あまりに順調すぎた密航
最後に待ち受けていた試練

職人技は盗むもの
習うのではなく慣れていけ
天国へ行くか、監獄へ行くか
檻越しにたてた誓い
たった一度の悪行が
持ってけドロボーって言ったのに
火事場泥棒に鉄槌を
つい出来心で、は聞き飽きた

その逸話、ただの噂につき
例え話が事実となったら
虚実の真相を知るは彼のみ《彼→彼女に変更可能》
大嘘つきが招いた惨劇
おとぎばなしはもうおしまい《御伽噺はもうお仕舞い》

ひいふうみいよ、いつむなや《和語の数詞》
一緒くたになった偽りの数字
絵画の隅にある日付け
いつつあるのにしたい《五つあるのに死体》
はちにんもいるしてんのう《八人もいる四天王》
片手で足りる討伐隊
数字じゃ計れないモノがある

朝焼け、夕焼け、胸焼け
未知なる場所は、アイツの脳内
雨に打たれたいか鉛弾に撃たれたいか
消えない残像
やるか否かの瀬戸際に
蒼い空に翔る
割れた砂時計
時を刻まぬ懐中時計
発条仕掛けの掛け時計《ぜんまいじかけのかけどけい》
本日の時報係

野趣溢るる一句を捧ぐ
おべっか使って何が悪い
向上心はないくせに、不平不満は人五倍
真の正義はなきものと
優しさを同情ととらえた理由
脅迫ではなく、これは警告
下戸だろうが容赦無し
自分のペースに巻き込んだモン勝ち
ハイリスク・ロウリターン《骨折り損》
お前の吐息は青酸カリ

子孫繁栄のためか、快楽を得るためか《セックスのこと》
言葉遊びと言葉のあや
てのひらの大きさ=包容力の大きさ
お妃さまとかわした誓い
気付けば心は大炎上
下賤の輩も役に立つ
亡国の唄を奏でる時
忘却に沈んだ君の腕
時は止まらない
待ち人きたりて涙をこぼす

辞書をひいたらおったまげた事
教会の鐘、教戒の経典、境界の回旋
引き際誤り立ち尽くす
命短し恋せよ乙女……続きはウェブで。
悪人へ鉄拳制裁
死の薔薇の棘《しのばらのいばら》
砂時計、反転
苺に酔う日
くちすいこうい《=キス》
ゆびすいこうい《=指をしゃぶる行為》

禁断ノ学園ロマンス
煙草味のファーストキス
いつだって後ろ向き
助けを求めて手を伸ばした
狂気の沙汰はあなたのそばに
瞼を伏せ、耳を塞ぎ、全てを遮断
タクトを操り狂奏曲を奏でるとき
自縄自縛と自問自答
巧みな計算、相殺完了
一人ひとりに与えられたモノ

ハジメテノカンジョウ《初めての感情》
横暴な先輩へ精一杯のご奉仕を
お約束の脅し文句
プライドをかけた決闘を
乙女心を穿つもの
精神、根性、貫き通せ
奴隷がいいか、下僕がいいか
羽虫、口内へ着弾
倒錯的行動に
難癖つけて、罵倒して
可能性はムゲンダイ

偉ぶらない英雄たち
奇妙、神妙、絶妙
予期せぬ恋路
盛るならTPOを考えて《盛る=さかる》
残りの一押しは、色仕掛けで
合意の上のその行動
すくみ上がる肩に触れて
熱くて柔らかくて少し湿ったもの
体中をかけめぐる
ほとばしる情欲

観念なさい、覚悟なさい
首筋にかかる熱い息
いきつく先に影法師
蝶は甘い蜜に誘われる
蜂が運んだ受粉
いさめるつもりが煽りになった
オ前デ最後
門前払いなら裏口から
本能の炎、燃え上がれ

カウントダウンは始まった
悲しみを知らぬ独裁者
青いツバメの物語
掠めた唇
記憶と記憶を繋いでく
星条旗に懸けた決意
掲げた理想の大きさ
追風、そよ風、向かい風
乱闘、乱交、ほどほどに